こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

2023-01-01から1年間の記事一覧

大切な2人からいただいたギフト

今年いちばんお世話になった2人へ感謝の言葉を贈りたいです。 自分独りではたどり着けなかった景色を、2人のおかげ様で見ることができました。 今まで生きてきた中でも最高のチームの形を、社内外で属性も世代も違うこの3人で 創れたことを、ぼくはとても誇…

運命を切り拓く力をどう養うか

月間致知 読書感想文12月号 薬師寺大谷住職の話を読んで 薬師寺の大谷住職は言う、 「人と人との出逢いは命がけ、命と命の出逢い。よっぽどの縁だと」。 若い頃自分は、人との出会いにそんな気持ちを持つ事はなく、 斜に構えて人を真正面から見ることができ…

自分の中にあるインクを出し切る

月刊致知11月号感想文 「消えそうで消えないマジックペンみたいなのが岩田稔」、 元阪神ピッチャーの岩田が引退前年に450日ぶりに勝利を上げて叫んだ声。 マジックペンは字が薄くなっても、時間を空けるとまた書けるようになる。 消えないのはまだインクが残…

へこたれない

吐露できる相手がいて、言葉にできることのありがたさ。 率直なフィードバックを職場の仲間からもらった。 正直、傷つく。 でも、自分に矢印を向けて変わりたいと思う。 彼からいただいた直言、「相手を主として考えて、その時にふさわしい関わりって考えて …

信じて待つ

月刊致知10月号 読書感想文 世界の頂点を如何に掴んだか 栗山さんの「選手を信じて待つ」、「監督は、決める係と人が一番やりたがらない嫌なことを率先してやる」。心に響いた言葉です。 僕は今、強い組織づくりに向けて情熱を注いでいる。 現場の顧客へ組織…

未来を創る気概

月刊致知 9月号読書感想文 「時代を切り拓いた近代日本のイノベーターたち。米倉誠一郎」 「イノベーションはあくまで手段に過ぎない」と米倉さんは言う。 そもそもなぜイノベーションが必要なのだろうか。 今までになく新しい、時にはガラガラポンと今まで…

勇気

昨夜の仲間との談義、勇気とは。 見えないものへの不安、他人との境界線を踏み越える恐れ、 自分の居心地よかった領域から一歩踏み出そうとする、その時に勇気を使う。 だけど、その彼は、勇気を持たないという。 自分が不安や恐れを持ったり、感情がわさわ…

一山越えて

組織開発に携わり2年目、今期力を入れているプログラムが本格的に回り始めた。 「強い組織づくりの実践道場」と銘打ったプログラム。 組織は自分たちで変えられるという手応えを、参加者につかんでもらいたい。 また自分自身の源とつながって一歩踏み出して…

学ぶ先にあるもの

なぜ学ぶのか、ときどき考える。 学びは時に苦しくなる、理解できる範囲を超えて壁に当たる気持ちにもなるから。でも ままならない現実、目の前の課題に直面してそれを越えていくには、学びが必要になる。 無意識に自分が囚われている思い込みや足を止めるも…

覚悟

昨日は泣かされちゃったなぁ、仲間の言葉に感激した。 彼女は「覚悟」と言ってくれた。 組織開発の仕事に想いを持ってくれている。過去、会社でこの仕事を立ち上げた経験も あり、その時に葛藤に傷ついた経験もある。だからこそ、人一倍思い入れがあるし、 …

教えることをしない

技がどのように伝承されていくかという本を読んでいる。 出産を助ける助産師さんの話に、「教える事は、熟練者になる産婆のアイデンティティーにも、学習にも、何ら中心的では無いように見える」との言葉があった。 熟練者は後進に教えると言う立場ではなく…

流れていく

内から湧き出るエネルギーを、手ごたえを感じられない。 それは慌ただしく、7月を過ごしているからだ。 そしてこのブログにも言葉を残していないからだと、はたと気づいた。 新しいチャレンジを始め、会社でも仲間づくりに一歩踏み出した。 あれやこれやとい…

一生モノの読書術

読書感想文 月間致知7月号 「人生を豊かにする一生モノの読書術 鎌田浩毅」 現場と読書が一致して初めて人は変わる、鎌田さんの言葉です。 「学者として好きな研究だけをしてはいけない。専門家として、自然の脅威や火山の 恐ろしさを社会に伝えることが私の…

信じる勇気

エーリッヒフロムの「愛するということ」より、背中を押される言葉 自分自身を信じているものだけが、他人に対して誠実になれる。 なぜなら、自分に信念を持っているものだけが、自分は将来も現在と同じだろう。 したがって、自分が予想している通りに感じ行…

かたちとは何か

追悼。6/22に没した野見山 曉治さんの言葉が響いた。 ぐわっとした力、それはその人固有の内面で感じて掴み取る力。 本質を自分の身体で掴み取りたい、そこから洞察力は磨かれる かたちとはなにか具象性は人にわからせるための大事な道具だと思う。 具象性が…

記憶に残りたい

月1のコーチングセッションでコーチから 「将来何を成し遂げたいですか?」と問われた。 自分の中からすぐに言葉が出てきた。 「Doing何を成し遂げたかというよりも、人の心に記憶されたい」。 翌日になって思うのは、記憶に残りたいと思う方が欲張りなのか…

壊れないよ

仲間との振り返りで気づかされた。 言葉にすること、言葉に出して伝えること、そこには2段階の勇気がいる。 1つ目は自分に向き合う勇気。 内面を見つめ想いを形にする言語化、言葉にすることで自分を直視する勇気がある。 2つ目は、他者と交わる勇気。 交わ…

小さく小さく生きる

読書感想文 月間致知6月号 102歳の巨匠 いま、この時を生きる 画家 野見山暁治さん 出征した満州で、一面寒々として凍りついた、灰色で全く色のない世界の中に、 地面に滲んでいる赤い色を見つけた。 この描写を読んだときに、なぜか読む眼が止まった。 読み…

能動的な力

エーリッヒ・フロム、「愛するということ」の"愛の理論"より構成 どの時代のどの社会においても、人間は同じ1つの問題の解決に迫られている。 いかに孤立を克服するか、いかに合一を達成するか、いかに個人的な生活を超越して、 他者との一体化を得るか、と…

俺らのハウス

30年近く前になる、僕らが知り合ったのは。 そして10年以上ぶりに再会しお互いに姿恰好は変わったけど、目つきはそのままだった。 バイト時代の店長に会いに仙台へ行った。当時の先輩後輩と一緒に店長のお店へ。 昔はおしゃれな気取ったカフェバー&レストラ…

閾値

日々人との関わりの中で、いろんなものを受け取って感情が揺れ動いていく。 自分の中に共鳴して生まれるものは、快と不快と両方ある。 忙しい中でタスクを処理してすっきりとした思いを持てると快になりやすいが、 不快の気持ちを抱くこともとても意味がある…

無我夢中の尊さ

夢中になっているときって、人の目は気にしない。 ただただ好きになれることに没入できる時間。寝食忘れて目の前のことに夢中になる、 そんな時間は、自分自身を深く探求している時だ。 そんな時間は何にもとらわれず、自由であるだろう。 人は自分に向き合…

終わりつつあるもの

僕らは日々変化している。 意識せずとも心身はうつろっているのだけれど、目的意識を持って変化を楽しめると 前に進むドライブがかかってくる。 立ち止まり、自分の変化を見つめるのに、良質な問いかけがある。 ①現状:終わりつつあることは? ②ありたい姿:始…

コントロール

仲間との振り返りを終えて。 コントロールしたいと思う心には、スッキリしたいという思いがある。 スッキリしたいとは当初の想定通りに、物事が流れていくときに感じる心様。 シナリオ通りに物事が運ぶ、それは自分に対しても他者との関係性においても、想定…

授かりの命

「不惜身命 但惜身命」 月刊致知5月号巻頭 授かりの生命。 生まれたくてきたわけじゃないと、親に毒づいた反抗期の頃の自分を思い出した。 自分が大いなるものから命を授けられた、 そのようにちょっとは思えるようになってきた。 授かっていると思えれば頭…

つかまえる

久しぶりに再開した仲間との振り返り、 立ち止まって、自分の心を意識することの大切さを感じてくれて嬉しかった。 また、同時に言葉にすることの怖さを打ち明けてくれたことも嬉しかった。 言葉にするって現実に向き合うこと、 自分のモヤモヤした時には見…

能動的な感情

エーリッヒ・フロムの「愛するということ」の一節より スピノザ(17世紀オランダの哲学者)は感情を、能動的な感情と受動的な感情、「行動」と 「情熱」とに分ける。 能動的感情を行使するとき、人は自由であり、自分の感情の主人公であるが、受動的な 感情を…

ユング心理学で内的なコンテイナー(心の容器)という言葉があることを知った。 心の容器をしっかり保っていられないと、心のプロセスはザルに水のごとく流れてしまう という。心に安全、安定を保たれる場所があると、自分を育んでいく土壌があるという ことな…

未来への不安

見えない未来を前にして不安に思うか、それを期待へ変えられるか。 1人で不安を期待に変えられる力があればいいが、人はときにはそんなに強くない。 だけど仲間がいれば、見えない将来への不安をゼロにすることはできないけど、一歩前に 踏み出そうと思える…

あちらこちらから

昨日は職場で新しい試みをした。 僕ともう1人が個人的な振り返りを公開でして、聴いていたみんなからフィードバックを もらう振り返り会だ。ふだん僕はプライベートで振り返りをしているが、今の職場でする のは初めてだ。 職場で自分のパーソナルな内側をさ…