こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

足元を見つめて

 

9月のシルバーウィークが終わりますね。

ゆっくりされた方、旅行にいかれた方いろいろあるのでしょう。

僕は特段のイベントは無く、穏やかな時間を家族と過ごしました。

 

休み明け、仕事が始まる、休み明けはいつも気持ちがざわざわするところがある。

働きだすことの億劫さと、やる気を出して取り組んでいこうとの前向きさと、

両方混じったものだ。

 

週末は禅に関する本を読んでた。「看脚下」という禅語が気になった。

これは、脚下を看よ、足もとをしかと見よという意味。

 

足元を見る、これは自分を見つめることだろう。

自分は何を追い求めているのか、それを仕事や家庭で人と交わることを通じて、自分は

如何にあろうとするのか。それを考えさせてくれる機会が、自分の外側にある日常だ。

 

日々、仕事や人と出会うことを通して、出来事に感情が反応する。

その感情の快・不快を感じられる素直な心は大切だが、感情のままに振り回されない

ことだ。事柄に反応して、水面には感情の波が立つ。

そして目に見えない水面下には、自分が現実をどう捉えているかと言う認知フレームが

あり、さらにその奥には価値観、ビジョン、自己のアイデンティティーが眠っている。

 

外側の世界に反応する自分を通して、自分を知る。

そこで、感情のままに振り回されないためには、立ち止まり、丁寧に自分を見つめる時間

を持ちたい。忙しい最中でも、丁寧に、足元を見つめながら、歩みを進めよう。