9月のシルバーウィークが終わりますね。
ゆっくりされた方、旅行にいかれた方いろいろあるのでしょう。
僕は特段のイベントは無く、穏やかな時間を家族と過ごしました。
休み明け、仕事が始まる、休み明けはいつも気持ちがざわざわするところがある。
働きだすことの億劫さと、やる気を出して取り組んでいこうとの前向きさと、
両方混じったものだ。
週末は禅に関する本を読んでた。「看脚下」という禅語が気になった。
これは、脚下を看よ、足もとをしかと見よという意味。
足元を見る、これは自分を見つめることだろう。
自分は何を追い求めているのか、それを仕事や家庭で人と交わることを通じて、自分は
如何にあろうとするのか。それを考えさせてくれる機会が、自分の外側にある日常だ。
日々、仕事や人と出会うことを通して、出来事に感情が反応する。
その感情の快・不快を感じられる素直な心は大切だが、感情のままに振り回されない
ことだ。事柄に反応して、水面には感情の波が立つ。
そして目に見えない水面下には、自分が現実をどう捉えているかと言う認知フレームが
あり、さらにその奥には価値観、ビジョン、自己のアイデンティティーが眠っている。
外側の世界に反応する自分を通して、自分を知る。
そこで、感情のままに振り回されないためには、立ち止まり、丁寧に自分を見つめる時間
を持ちたい。忙しい最中でも、丁寧に、足元を見つめながら、歩みを進めよう。