こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

のたうち回ろう

 

転機が訪れ奮闘している友の話を聞いて、昔の自分のトンネル時代を思い出した。

ブラジルから帰国後、会社の中で自分の居場所を見出せず迷子になっていた。

 

ブラジル駐在時代は駆け回って、事業買収にも絡んだし、会社人生2番目の天職だった。

帰国後の落ち込みが激しかった。トンネルを抜け出るのに4年かかった。

道中では一向に出口が見えないことがものすごく苦しかった、もがいていた。

 

会社に行って、「今日は何やろうか、なんで時間を潰そうか」、そんな経験をする事は

初めてだった。会社で意義を見いだせる仕事がなかった。

 

会社は定時でさっさと上がり、図書館に行ったり学びに行ったり、まっすぐ家に帰ること

ができなかった。まっすぐ家に帰って、情けない自分の姿を家族に見せるのが嫌だった。

出口が見えない中で、図書館に行っていろんな本を手当たり次第に読んで、何かを

つかもうともがいていた時代。

 

今振り返り、何を掴めたかを1つ挙げるとすれば、「自分の可能性を信じたこと」。

 

何も展望がない中でもがいていたけど、学びと人のご縁を得て、そこから人生が好転して

いった。昔は思いもよらなかった人事の仕事に就けたのも、あのトンネル時代の4年が

あったからこそだ。

 

人それぞれの地獄がある。渦中にいる友の苦しみは分からない。

だけど言える、

「今の苦しみの意味は将来にきっとわかる。だから今はただ、のたうち回ろう、

自分の可能性を信じて」。

 

ファイトッ!