なぜだか、昔書き連ねたノートが今日は気になった。
引っ張り出して過去を眺めた。
今の転換期を形づくった原点、2016年ブラジルから帰国した後の混迷時代のノート。
過去の自分と対面するのは面白い。
そんなに変わってないところもあるが、まだまだ考えが熟成されていないのも面白い。
2017年初詣のおみくじをノートに貼ってあった。その言葉がいま心に響く。
「声は消えても、心の底にきいた言葉が生き残る。
強く打てば大きく響き、弱く打てば小さく響く。したこと、言うたこと、思ったこと、
良いも悪いもことごとく皆、何者かに影響して、永遠に後を残す。慎むべきは、その
思い、その行い、その言葉、恐るべきはその影響、その反発である。」
心の底に"きいた"言葉。
聞いたなのか、効いたなのか。
いずれにせよ、言葉を大切にする生業に就くいま、その言葉の重みを噛み締めている。
めぐりめぐる何かが、あるんですね。
そしてもう一つ、ノートから掘り起こした哲学者内山節さんの言葉、
「いかなる関係を創造すると、どのような生きる世界が創造できるのか」
正にこれが、いまの仕事となっている。