こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

可能性を大きくする

〜組織開発の豆知識〜

 

「組織の真価を肯定的な質問によって、発見し可能性を拡張させるプロセス」として、

米国で1987年に提唱されたAI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)がある。

インクワイアリーとは問い。質問によって、個人の価値や強み、組織全体の進化を発見し

認めていく。そして、それらの価値を最大限に生かす探求を通して可能性を拡張

しようとする。

 

組織開発で、大切にされる考えのひとつに「自己革新力」がある。

これは、自らに自分を新しくしていく力があるというもの。人や組織は環境変化に

合わせて自律的に問題を解決できる、そして自らの方向性を生み出す力を持っている。

 

人と組織の力を最大限に引き出す手法として、「問いかけ」を用いるのがAIだ。

このプロセスは、4Dサイクルと呼ばれる。

①Discovery(発見)、②Dream(夢)、③Design(デザイン)、④Destiny(運命)。

4つのプロセスを通して、強みや価値を発見し、変革に向けた可能性を自由に創造し、

達成したい未来に向けて組織の姿をデザインし、実際のアクションプランへ取り組む。

 

このプロセスの中に8つの原理があり、それが面白い。

①言葉が世界を創造する、②問いかけが変化を起こす、③選ぶことで知る世界に違いを

もたらす、④イメージがアクションを刺激する、⑤ポジティブな質問が前向きを導く、

⑥全体性は最善を引き出す、⑦望む変化そのものになり自己実現を可能にする、

⑧自由な選択がパワーを解き放つ