こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

人をつなぐもの

 

仲間との振り返りを終えて想う。

真の意味で、人がつながり分かち合って癒しを得られるのは、

不快の感情を分かちあえた時なのだろう。

 

不安や苦しさといった不快の感情、それを表に出すことも憚られるし、自分の中にそんな

感情が芽生えることを認めたくなくて押し殺してしまい、なかったものにしたりする。

だけれども人は、不快の時間のほうにいることが多いのかもしれない。

 

悦び愉しい素敵といった快の感情のままでいたい、快で人と喜びつながりあいたい、

そう人は普通願うけど、真の意味で人と人の心が重なり合い、お互い分かち合えたものが

あると、そう感じられるために不快があるのではと想う。

 

遥かかなたの原始の時代、人間が弱くちっぽけで、他の動物との生存競争にさらされる中で、不安や苦しみの感情は、人がつながって力を合わせる原動力になったに違いない。

 

不快にこそ、意味と価値があると思えてこそ、心に力が湧くのかもしれない。

不快が心の中にあることを見つめられるように、丁寧にていねいに生きていきたい。