言葉にする事は力になる、改めてそう思った1週間だった。
前々から準備していた報告資料、締め切りが間近になるが、なかなかチームメンバーの
腰が上がらない。ぼくのたたき台についての反応が遅いことが気がかりだった。
自分が引っ張りリードする形でなく、それぞれが想いを出し言い合って1+1=3の世界を
つくりたい。常日頃そう願っているが、相手の行動が目に見えないと、不安になるし
焦ったくなる。そしてなぜ自分ばかり気を揉まなきゃいけないんだと、相手を非難したく
なる。自分の中で袋小路になっていく、そんな負の感情をコーチに話しながら整理した。
そして、「ひょっとしたら自分が相手をそうさせてしまっているのかも知れない、
仲間を信じて関わるスタンスが揺らいでいる」、そう気づけた。
コーチに話せたことで、自分の揺らぎを軌道修正して仲間に向き合うことができた。
締め切り当日、仲間と話し合い、シートを一緒に眺めながら言葉をまとめていった。
それぞれの言葉の背景には想いがある。
想いの原点がわかれば、その表現されている光景を共通のものとして想像できる。
会議時間が延長したが、3人の想いが1枚のシートに言葉として連なったときに、
重なった感覚がした。
翌日、3人で社長への報告。
前日まとめたペーパーを見ながら、それぞれが自分の想いを乗せて語れた。
共に言葉を紡いでいくプロセスが、仲間のエネルギーを生む。
丁寧に時間がかかってもそのプロセスを踏んでいこう、力を分かち合った感覚が
嬉しい時間だった。ありがたい。