こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

咲けココロ

詩人・八木重吉

 

何故かわからないけど、読んで涙がにじんできました。

 

八木重吉昭和2年に29歳で没したクリスチャン詩人で、死後に名声が高まった人です。

平易な言葉で心をテーマとした詩を多く書いています。

わたしの心に分け入ってきた詩を読みます。

 

『咲く心

 

 うれしさは

 こころ 咲きいずる日なり

 秋、山に向かひて うれひあれば

 わがこころ 花と咲くなり 』

 

秋は美しさと物悲しさが紅葉の中に同居している気がします。

うれいには、漢字で秋の心と書く「愁」があります、

これは、嘆き悲しむこと。

 

重吉は、嘆き悲しむ心に、

次に生まれる花を見出したのでしょうか

 

心に花が咲くのは勢い盛んな時ばかりで無い、

嘆き悲しむ時にでも、心を咲かせることができるんだ。

大丈夫だよ、そんなエールを送ってくれるように感じました。

 

花が咲き乱れる季節です。

憂いがあり花に目が向かない沈んだ時もあるでしょう。

 

大丈夫、心咲きいずる日は訪れます。

そして、ココロは嬉しさで包まれます。