こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

組織開発

今を置き去りにしない

企業内不正が相変わらず続く社会。人事に身を置くものとして考える。 問題が起きると風土改革が叫ばれる。 風土改革の難しさは、「だれの仕事かはっきりしていない仕事」だろう。 問題が起こったときには注目されるけど、普段は風土改革を専門にやる人はいな…

一山越えて

組織開発に携わり2年目、今期力を入れているプログラムが本格的に回り始めた。 「強い組織づくりの実践道場」と銘打ったプログラム。 組織は自分たちで変えられるという手応えを、参加者につかんでもらいたい。 また自分自身の源とつながって一歩踏み出して…

覚悟

昨日は泣かされちゃったなぁ、仲間の言葉に感激した。 彼女は「覚悟」と言ってくれた。 組織開発の仕事に想いを持ってくれている。過去、会社でこの仕事を立ち上げた経験も あり、その時に葛藤に傷ついた経験もある。だからこそ、人一倍思い入れがあるし、 …

未来への不安

見えない未来を前にして不安に思うか、それを期待へ変えられるか。 1人で不安を期待に変えられる力があればいいが、人はときにはそんなに強くない。 だけど仲間がいれば、見えない将来への不安をゼロにすることはできないけど、一歩前に 踏み出そうと思える…

あちらこちらから

昨日は職場で新しい試みをした。 僕ともう1人が個人的な振り返りを公開でして、聴いていたみんなからフィードバックを もらう振り返り会だ。ふだん僕はプライベートで振り返りをしているが、今の職場でする のは初めてだ。 職場で自分のパーソナルな内側をさ…

私たちの旗を立てる

今週は、チームの歯車が動き出した。 新しい命が生まれるような胎動を感じて、めちゃくちゃ嬉しかった。 新しい職場に来て1年間、自分なりに狼煙を上げて新しい動きを始め、 仲間との関係性を紡いできた。そして、さらにもう一歩みんなで踏み出そうよと ある…

自律自転

昨日は会社の仲間と、対話と創造が生まれた場を持てた。 今朝も改めて反芻して幸せな時間だったなぁと思う。 一人ひとりの想いが表出され、得意技をお互いが出し合う時に、自律自転は促進される。 予定調和では無い、誰か特定の人が誘導したり引っ張り上げる…

自分を超えて行く

松原泰道さんの本の一節に、 「人間として、自分はどうあるべきか、また逆にどうあってはならないかを、自分自身が 苦しみの中から見つけ出す。そのことを教えてくれるのか、仏教です。 その意味で、仏教は、「人間性を開発する宗教」ということもできるでし…

私たちを超える

人の成長を邪魔する組織の4原則というものがある。 ①仕事の専門化 :個人の能力が部分的にしか用いられない ②命令の系統 :下位のものは従属的受動的にならざるを得ない ③指揮の統一 :個人が自発的に目標設定することにはならない。 ④管理の範囲 :末端の個人に…

疲労社会

昨日、仲間から面白い話を聞かせてもらった。 いまの世の中の忙しすぎる生きづらい社会、それを疲労社会と表現している。 その根っこはどこにあるのだろうか。 昔は規律社会だった、「〇〇してはならないという禁止や、〇〇すべきという強制」の 否定性で成…

目に見えないもの

組織開発の仕事を通じて、改めて自分は何を得たいのだろうか。 それは目に見えないものとのつながりだと感じる。 私たちの世界には、目に見えないものの方が大きくある。 表に見えている出来事や言動、僕らはそれを現実として認識するがそれが全てではない。…

共に向き合う

きのうは相棒のうさぎの言葉に、感激して泣いてしまった。 その前日、新しい試みとして「強い組織づくりの実践道場」というチャレンジに 踏みだした。その体験版を開催したのだが、その中に厳しいフィードバックがあった。 従来とはちがう種類の機会提供に対…

共感力

学んでいる成人発達理論からのシェア。 共感する力にも段階の差異があるという。 はじめは自分起点で感じる共感、次いで相手の立場に自分を重ねる共感、 3つめは相手の立場から物事を見る視点での共感。 人は現実を認識するメガネを持っていて、その認識の枠…

言葉のズレ

未来をつくるのは「言葉」。 言葉を用いて、姿かたちの現れていない未来を、対話で現実のものにする。 言葉の先にお互いが見えている世界は重なっているか、これは等しくは重なっていない。 必ず違うと言っていいほどだ。 ただ人は、お互いに分かりあってい…

オリジナルな強み

仲間との振り返りで教えてもらった言葉。 ピータードラッカーの「私的な強みは公益となる」。 その人オリジナルの強みが全体の為にもなるということ。 学んでいる成人発達理論で気づかされたことがあった。 「Biosocial Bans-われわれは、社会に適応しようと…

生みだしたい未来

昨日、仲間と将来構想を話し合った。 3ヶ月後、1年後の「こうなったらいいな未来」と「こうなったら嫌だな未来」。 それぞれの想い、大切にしたいもの、それをみんなが言葉にして付箋で張りだしていく。 みんなの声が、先を見通す全体の地図になって貼り出さ…

できない自分から始まる

成人発達理論からの学びのシェア。 米国デューク大学のマイケルチャベス教授の言葉、「リーダーの責任とは、部下が受け いれることができるペースで部下を裏切り続けることである」。 この言葉の意味は、リーダーが全てのことをできるのではなく、自分にはで…

頭のなかの冒険

成人発達理論からの学びのシェア。 これまでの時代、自分自身の頭で考えられる個の確立、アイデンティティが確立し批判的 に物事を考えられる段階、これが人格的に成長したゴールとされてきた。 しかしながら、この先にも人の発達段階があるという。 その段…

新しい一歩

来期4月からの新チームの顔合わせキックオフ会議を開いた。 未来への扉。 これからこの仲間とどんな道が拓けるのだろうか、新たなステージに入るのは、 いつも期待と不安でドキドキだ。 とっても良いなと思ったのが、今と未来に関する不安を仲間が口に出せた…

声の表現者

成人発達理論の学びからのシェア。 人の成長には、心の声を確立することが大切。 コミュニティーには、同調圧力が必ずあり、それに対して生まれてくる感覚や感情、 これを受け止めて内省し、意識的に判断・行動することができて、人は発達していく。 周囲か…

ゆっくりと自分なりに

成人発達理論を仲間と学んでいる。学びから自分が感じたことを記す。 「能力を開発するには、ゆっくりと自分なりに。 謙虚に他者から学び、継続的実践から学びを統合する。そして持論を地肉化すること」 成長していく3つのステップがある。 ①適切な認知構造…

溝に橋を架ける

未来へ、新しい景色、新しいステージへ向かうために橋を架ける。 橋をかけようとする前に、自分と他者との間にある溝に気づことから始める。 溝はお互いが見えていない世界だ。相手が何を大切にしているのか、相手の置かれた状況 から周囲がどう見えているの…

自分のひと口サイズ

仲間に教えてもらった天外伺朗さんの言葉、 「「変容したい」という気持ちが変容の邪魔になるからだ。おそらく「変容したい」と いう気持ちの裏側に、「今の自分ではいけない」という強烈な自己否定があり、それが 変容の邪魔をするんだろう。」に気付かされ…

現実世界からのささやき

最近、営業の人たちとの飲み会に行くと、ざわつく心を感じる。 去年の4月に人事に来てすっかり人事マインドになってきた僕。 こちらの側にいると心地良いのは、人が人として扱われる気持ちの良い関係性が職場に あるからだ。もちろん評価判断と言う視点から…

未来を生みだす対話

3週間にわたる格闘があらかた終わった。 勉強会の企画、題して「未来を生み出す対話」が9合目まで終わった。 思いもよらなかったが、この仕事がこのタイミングで自分のところに来て、ぼくの人生の 目的を改めて意味付けしてくれたことに気づけて、なんだか心…

内省と対話

リフレクション(内省)と対話をテーマに話をすることになっている。 なぜ内省と対話がセットで必要になってくるのか、その考えを深める。 内省とは、自分の内面を客観的、批判的に振り返る行為。なぜビジネス文脈でも内省が 必要な時代なのか。それは、先行事…

妖怪ソンタック

昨日はさいきん最大のヒットになったかもしれない。 まぁ職場の小さな世界での話なのだが。 組織の中でのあるある問題として、組織課題を表す例えとして妖怪を使ったら良いのでは と提案して、盛りあがった。代表的なのが、妖怪ソンタック「上司の期待に合わ…

くろうを分かちあう

昨日は、できない自分や昔の仲間と会ったら比較したりと、気分も落ちた。 そんな自分を外側から眺めて「歳をとっても相変わらずしょうがねぇ奴だな」と 自分で自分を笑い飛ばせると、ちょっと気が楽になる。 べてるの家の当事者研究の理念集を読んでいたら、…

現場の声

専門家としてより良い組織づくりを行うためにまず始めるのが、組織の現状を見立てる ための情報収集。そこから組織の課題を見出そうとする。手法としては組織サーベイや 当事者へインタビューを行う。様々な角度から現場の声を表に出していくことが、組織の …

当事者研究

昨日は仲間の頑張りに改めて勇気をもらった。 彼女の活動を仲間内に知ってもらい、その頑張っている姿をみんなが受け止めてくれた ことが嬉しかった。 当事者研究と題して、仲間がそれぞれの現場で活動している内容を知り、その人らしい 支援者としてのあり…