自分を超えて行く
松原泰道さんの本の一節に、
「人間として、自分はどうあるべきか、また逆にどうあってはならないかを、自分自身が
苦しみの中から見つけ出す。そのことを教えてくれるのか、仏教です。
その意味で、仏教は、「人間性を開発する宗教」ということもできるでしょう」
とあった。
嗚呼、ぼくが組織開発という仕事を志すのも人間性の開発をやりたいんだな、
それを仲間を得ながらワチャワチャとやりたいんだなぁと感じた。
人は強くまた弱い、弱いからこそ仲間がいれば強くあれる。
自分に矢印を向け続け、強くあろうと自己探求する。
その姿勢を持った人が集まれば、そこには切磋琢磨で生まれる化学変化がある。
自分を越えていこうと日々探求する姿勢、その姿勢そのものが自分を生きること。
そして日々、自分を越えていこうとすることで、生きている実感を味わえる。
自分を動かす起動力は外側にあるのではない。
外側の環境から自分が駆り立てられたり、他者の期待を満たそうと生きるのではなく、
自分の源にしっかりつながっていれば、人は自らを動かしていける。
自分起点で自分を生きる力。
それを僕は自分へ問い続け、仲間へ示す体現者であろう。