自分が自分を想う
昨夜、久しぶりに会う仲間との対話。
その仲間とは2年越し、榎本英剛さんの「本当の自分を生きる」ワークショップで
出会った仲間だ。出会いがそんなところだったから、それぞれ自分を探求する道を歩んで
きた人たちで、会ってまもなくに心のスペースを分け合って話ができる関係になった。
ぼくにとって喜びは、心の内にあるものを表に出せて分かち合えること、そして相手の
中に自分を見いだす、また自分が相手の中に取り込まれていく、そういった感覚をとても
大切にしている。
心理療法家の友だちが最近出版した本を読んでいた。
彼女は心の内面を、王国に例えて表現する。
心の中には多種多様な国民がいる。その国民の声は様々で、白か黒か右か左か上か下か、
そんなはっきりした世界ではなく、白黒の間にあるグレー、間に素敵なことがある。
例えば夜と朝の間の、朝日が昇る瞬間のまだらな橙色の朝焼け。
どちらかではなく、両方が混ざり合う世界がこの世の素敵な部分だという。
最近よく心の世界は広いと思う。自分の中も広いけど相手の心の中も広い。
昔はよく海外へ旅にいったけど今は、心の世界の広さ、その中の旅に夢中になっている。
自分の心の内にある国民の声を聴く、自分が自分を想う時間を大切にしたい。