昨日は、できない自分や昔の仲間と会ったら比較したりと、気分も落ちた。
そんな自分を外側から眺めて「歳をとっても相変わらずしょうがねぇ奴だな」と
自分で自分を笑い飛ばせると、ちょっと気が楽になる。
べてるの家の当事者研究の理念集を読んでいたら、仲間と苦労を分かち合って力をつくる
ヒントがたくさん詰まっていた。特に気に入ったのは3つ。
①経験は宝。失敗や行き詰まりの経験に、未来へつながる大切な宝が眠っている
②自分の苦労をみんなの苦労に。苦労は分かち合うことで新しい可能性を生む
③初心対等。いつも初回の気持ちで仲間の大切な経験や発想に学びながら進める。
自分の抱える困難や苦労を、弱さの情報公開含めて仲間にシェアする。「新しい自分の
助け方」を仲間の力を借りながら一緒に探求する。そして、そこから生まれたアイデア
が、同じ困難を抱える仲間を助けることにつながる「苦労の循環」が始まるのだと。
ただ、苦労を分かち合って落ち込むのではなく、笑いの力ユーモアで包み、笑い飛ばして
生きる勇気にしてしまう。自分の悩み苦労も、いつでもどこでもいつまでも、研究対象に
して眺めてみる。そして、自分だけだと思っていた苦労が、仲間と同じ苦労だと知った
ときに人は安心をする。
そして苦労を共に担うときに、自分の苦労が人の役に立つ喜びを感じられる。
分かち合うことで豊かに人がつながり、連帯感が生まれ、新しい可能性を仲間と共に
生み出していく。悩みや苦労も、人の力になるのであれば、意味あることではないか。