目に見えないもの
組織開発の仕事を通じて、改めて自分は何を得たいのだろうか。
それは目に見えないものとのつながりだと感じる。
私たちの世界には、目に見えないものの方が大きくある。
表に見えている出来事や言動、僕らはそれを現実として認識するがそれが全てではない。
言葉にならない想いがあり、その一部だけが言動となって表に現れる。
それに立脚してわれわれは合意形成をして、前へ進んでいるのだ。
そこで立ち止まって考えたい。私たちが見えていると思うものは全てなのだろうか。
目には見えていないが存在する現実が、それぞれの心の中にある。
まず、本人の意識に上がってきている感情や感覚。
次いで、心の奥底にある言葉にもなっていない直感的な感覚、潜在意識がある、
この中には価値観や暗黙知、文化風土から影響を受けているものが潜んでいる。
組織開発を通じて、僕らは目に見えないものにアクセスしていく。
そして、その人の心の底にある願いや想いや希望、それを表に出して仲間と合わせていく
ことをトライする。
純粋意欲、それは心の源にあり人を突き動かす原動力。
それが願いや想いや希望なのだ。自分自身の源とつながる、そして他者の源も感じる、
そして純粋意欲の重なりで未来を語れる場を創っていく。
そんな見えないものを見たくて、重ね合わせたくて、日々追い求め続けている。