こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

自分のひと口サイズ

 

仲間に教えてもらった天外伺朗さんの言葉、

「「変容したい」という気持ちが変容の邪魔になるからだ。おそらく「変容したい」と

いう気持ちの裏側に、「今の自分ではいけない」という強烈な自己否定があり、それが

変容の邪魔をするんだろう。」に気付かされた。

 

昔は蝶がサナギから姿を変えるように、修行したらいつかポンッと新しい自分の姿が出現

してくるのを望んでいた。変容したいという気持ちの裏側には、今のままの自分では

いけないという強迫観念があったのかもしれない。

 

天外さんは引き続いて言う「鈴木大拙師の『妙好人』には、「知識や知恵才覚といった

ラクタ」という表現がある。どうやら知識は修行の妨げになるようだ」。

 

いろいろ学んでいることも、「学んで変容しなきゃ」と今も追われている心があるのかも

しれないと、気づきをもらった。知識を身に付けて、自分の鎧をぶ厚くして人に負けない

ように頑張らなきゃ、の心がどこかにないか。ときには自分を疑いながら、純粋無垢な

好奇心を持ち続けられるかを確認したい。

 

自分が学びたいから学ぶ、その結果として変容していれば良い。

知識馬鹿にならない素のままの自分でいられるか。

そのような学びのためには「自分のひと口サイズ」にすることを意識する。

 

理論やすごい人の言葉に出会っても、それは大きすぎるので、切り分けてひと口サイズに

して、自分らしい言葉に翻訳して、なじみよく吸収させるのだ。

そして、学びを自分の細胞にしていく。