自らの力
今週末は、セミナーに参加し組織開発を学んでいる。
組織開発とは「組織のプロセスに気づき、よくしていく取り組み」。
プロセスとは何か、
言葉や行動に現れていない内面の心様を含めた、お互いの間で起こっている事。
良くしていくとは、組織の当事者自らに力があり、健全で効果的な組織にしようとする
取り組み。
われわれ組織開発コンサルタントは、組織がより良くなるよう伴走する支援者。
個人ひとり一人、集合体である組織、その当事者自らが力を備えている。
われわれ支援者は、自らがいなくなる役割。支援者として伴走するが、組織が自走化でき
るよう役目を果たしたら、自分はいなくなる存在である事は戒めたい。
人それぞれに、自己革新力(Self-Renewing Capabilities)がある。
自らの力に気づきそれを最大発揮できること、その助けとなるのが支援者だ。
「あなたの中にいま、何が起こっていますか」の問いが印象的だった。
行動と言葉になっていないことに気づいていく力、それが大切だ。
自分や組織の中にあるモヤモヤ。
まだ言葉にはなってないけど、それぞれが感じる違和感やざらつき。
心の中にある引っかかりを表に出していく、皆がその引っかかりを知覚すると、
そこからコトバにする営みが始まる。
そして「より良くしよう」という動きが始まるのだ。
「心の中にいま何が起こっていますか」、丁寧にていねいに、汲みとっていきたい。