声の表現者
成人発達理論の学びからのシェア。
人の成長には、心の声を確立することが大切。
コミュニティーには、同調圧力が必ずあり、それに対して生まれてくる感覚や感情、
これを受け止めて内省し、意識的に判断・行動することができて、人は発達していく。
周囲からの期待や圧力という「同調圧力」から逃れることはできない。
人類は逸脱者を排除することを進化のプロセスに組み込み、逸脱者を排除する攻撃性を
磨くことで進化してきたプロセスともいわれるそうだ。
人が共同体の関係性の中に生き続ける限り、同調圧力の影響から完全に自由になることは
できない。常に同調圧力の呪縛から逃れられないのだ。だからこそ、その圧力に自覚的で
あり、流されることなく意識的に対応できることが大切だと。
自分の声を大切にしていくためには何が必要なのだろうか。
ひとつのステップは内省だ。自分の内面に生まれる感覚・感情・思考を認識し、それを
表現しようと決めること。そしてその意思を表現していくスキル、表現形態を選択し活用
すること。さらに、自己の中で内省するだけではなく、他者に届け交わっていくことが
必要なのだという。
同調圧力があるからこそ人は、周囲の期待や要求を敏感に感じ取り、それに応えるための
能力を開発して成長してきた。同調圧力は人の進化に必要なものだが、それに無自覚で
流されるだけだと、他者の為に生きることになってしまう。
自分の足で立って歩んでいく。
そのためにも、自分の声に耳を済ます「内省」と、意識的に選択していく「判断」が
大切なのだ。