こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

声の表現者

 

成人発達理論の学びからのシェア。

 

人の成長には、心の声を確立することが大切。

コミュニティーには、同調圧力が必ずあり、それに対して生まれてくる感覚や感情、

これを受け止めて内省し、意識的に判断・行動することができて、人は発達していく。

 

周囲からの期待や圧力という「同調圧力」から逃れることはできない。

人類は逸脱者を排除することを進化のプロセスに組み込み、逸脱者を排除する攻撃性を

磨くことで進化してきたプロセスともいわれるそうだ。

 

人が共同体の関係性の中に生き続ける限り、同調圧力の影響から完全に自由になることは

できない。常に同調圧力の呪縛から逃れられないのだ。だからこそ、その圧力に自覚的で

あり、流されることなく意識的に対応できることが大切だと。

 

自分の声を大切にしていくためには何が必要なのだろうか。

ひとつのステップは内省だ。自分の内面に生まれる感覚・感情・思考を認識し、それを

表現しようと決めること。そしてその意思を表現していくスキル、表現形態を選択し活用

すること。さらに、自己の中で内省するだけではなく、他者に届け交わっていくことが

必要なのだという。

 

同調圧力があるからこそ人は、周囲の期待や要求を敏感に感じ取り、それに応えるための

能力を開発して成長してきた。同調圧力は人の進化に必要なものだが、それに無自覚で

流されるだけだと、他者の為に生きることになってしまう。

 

自分の足で立って歩んでいく。

そのためにも、自分の声に耳を済ます「内省」と、意識的に選択していく「判断」が

大切なのだ。