現実の中に理想がある
理想像は今の自分と離れたところにある、未来の自分に理想がある、そう思っていた。
だけど今は、現実の円周の方が大きくて、理想はその内側にあると感じる。
自分の外側に理想があるのではなく、いま現実の自分の内側に確かにある。
夢見るような完全無欠の理想の自分ではないが、自分で自分を好きになれる理想のパーツ
はあちこちにあるのだ。
現実の中にこそ理想がある。それは、現在の中に未来が含まれてもいることだ。
こんなふうに思えるようになったのは、人からいろんな勇気をいただいたからだ。
勇気が生まれるには、心の内側を心を、交換できる仲間がいることだ。
ひとりとして同じ苦しみはなく、なんとかしようともがき苦しみ葛藤して、のたうち回る
生き様を聴かせていただいていることで、自分の中にものすごく「勇気の芯」が立ち
上がってきたのだと思う。
今日いただいた言葉、「人生の鋳型はたくさんあった方が良い。ひとつの鋳型だけしか
ないと、苦しみに飲み込まれてしまう」。
本当にありがたいことに、仲間の生き様から勇気をいただいて、僕は現実を恐れず、
自分の境界線を溶かして、現実に分け入っていこうとしている。
他者との間にある壁・境界線を溶かして交わっていく、そのために自分の心の扉を開けっ
放しにしておく。開け放てる勇気を、仲間からたくさんいただけた。
自分の姿かたちが溶けることで相手と繋がれる。
そして私たちの勇気を一緒に創ろう。