こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

内にある影

 

仲間との振り返りを終えて想う。

自分の中にある影って何だろうか。

 

情けない自分、傷ついた自分、小さい自分、心の中に空いた穴、達成したいけどできない

自分、望むけど得られない愛。影が自分の中にあることを認めるのは、寂しかったり

苦しかったりちっぽけな出来ない自分を見つけることで、そんな自分は見たくない。

 

自分の影を認めたくない、自分は光り輝く強く明るい存在でありたい、そう願い行動し、

他者からもそのように認められたい。そう外側の自分を作り込むことで、影の存在を

消してしまおうとする。ただ忘れられた影の存在は、自分を忘れないでと暴れだす。

 

影の自分は決してなくならない。

影の存在に蓋をしたまま生きていくことは出来る。かつての自分はそうだった。

ただ、ありのままの自分を出せず内側と外側が分離して苦しすぎて、自分が破裂した。

そしてはじめて、自分の内側を掘って、影の自分を発見していくプロセスにつながった。

 

影の存在を認める事は、自己変容のプロセスの端緒になる。

個人だけでなく、組織の中にも影は生まれてしまう。

影の存在は、自分ひとりでは見出しにくい。向き合いたい存在では無いからだ。

 

影があることを気づき認めて受け容れて、その影がある状態にいとどまれて分かち合う、

それを多くの人でやれたら、組織はもっと生きやすくなる。