内にある影
仲間との振り返りを終えて想う。
自分の中にある影って何だろうか。
情けない自分、傷ついた自分、小さい自分、心の中に空いた穴、達成したいけどできない
自分、望むけど得られない愛。影が自分の中にあることを認めるのは、寂しかったり
苦しかったりちっぽけな出来ない自分を見つけることで、そんな自分は見たくない。
自分の影を認めたくない、自分は光り輝く強く明るい存在でありたい、そう願い行動し、
他者からもそのように認められたい。そう外側の自分を作り込むことで、影の存在を
消してしまおうとする。ただ忘れられた影の存在は、自分を忘れないでと暴れだす。
影の自分は決してなくならない。
影の存在に蓋をしたまま生きていくことは出来る。かつての自分はそうだった。
ただ、ありのままの自分を出せず内側と外側が分離して苦しすぎて、自分が破裂した。
そしてはじめて、自分の内側を掘って、影の自分を発見していくプロセスにつながった。
影の存在を認める事は、自己変容のプロセスの端緒になる。
個人だけでなく、組織の中にも影は生まれてしまう。
影の存在は、自分ひとりでは見出しにくい。向き合いたい存在では無いからだ。
影があることを気づき認めて受け容れて、その影がある状態にいとどまれて分かち合う、
それを多くの人でやれたら、組織はもっと生きやすくなる。