穴ぼこの埋め方
仲間との振り返りを終えて想う。
人は生まれもって心の中に穴ぼこを持っている。
穴ぼこの存在自体に気づいていなかったりする。
そして人生経験を経て、その穴ぼこが大きく広がったり、また一時的に塞がったり。
穴は死ぬまで消えなくてあり続けるのではないか、そしてそれをどう埋めようかと、
もがくことが生きてることなのではと感じる。
いや、希望としては死ぬ間際には、穴が塞がったと満足して逝きたいと願う。
穴が空いていることで無力感や虚無感を感じるかもしれない。
でもそれを埋めようと必死に生きることが、原動力にもつながる。
生きてきて自分の外側に鎧が着膨れして、穴の存在を感知できない自分に、なってるかも
しれない。そのまま生きてても良いんだけど、自分らしく生きられなくて、
そのうち破裂してしまったのが、過去のぼくだ。
自分の中に、見ようとして来なかった穴ぼこがあること、これに気付けて一歩、
自分が前に進んだような気がしてる。
僕の場合の穴の埋め方は他者とつながることだ。
独りで穴は埋められない、他者が必要だ。
だけど、他者に埋めてもらうのではなくて、自分で穴を埋めるしかない。
自力でシャベルを持って穴を埋めるんだ。
だけどそこには、一緒にいてくれる他者がいる、そんな光景を想う。