言葉を磨け
最近泣けるパターンがある。
それは、過去の労苦が、今になって意味があったと実感できる時だ。
「人生の意味づけ」
それにより力を削ぐか、力が湧くか、異なってくる。
苦しさの渦中にいるときは、肯定的な意味付けができなかった。
ただ、前を向いて胸を張ろう。それは強く思った。
気負い胸を張りすぎて、相手を受け容れる懐がなかった。
義憤、反発、行き詰まっての反抗。
弱い自分を守るために組織に刃を向けた。
纏った鎧は弱さの裏返し、それは今になってわかること。
あの時の自分にアドバイスできるとしたら、
「言葉を磨け、己をぶつける言葉を持て」だ。
エゴ、忖度、ごますり、そんな景色しか映っていなかったけれど、
美しいもの、光と影、それを見出せる言葉を磨いていれば、
沼に沈んだ時間は短かったかもしれない。
だけど、あの労苦のお陰様。
そして、素敵な人との出会い。
その中で、力が湧く言葉を磨いてきた。
大丈夫。
己を貫け、ただ賢く言葉を磨こう。