こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

言葉を磨け

仏教詩人 坂村真民

 

最近泣けるパターンがある。

それは、過去の労苦が、今になって意味があったと実感できる時だ。

 

「人生の意味づけ」

それにより力を削ぐか、力が湧くか、異なってくる。

 

苦しさの渦中にいるときは、肯定的な意味付けができなかった。

ただ、前を向いて胸を張ろう。それは強く思った。

 

気負い胸を張りすぎて、相手を受け容れる懐がなかった。

義憤、反発、行き詰まっての反抗。

弱い自分を守るために組織に刃を向けた。

纏った鎧は弱さの裏返し、それは今になってわかること。

 

あの時の自分にアドバイスできるとしたら、

「言葉を磨け、己をぶつける言葉を持て」だ。

 

エゴ、忖度、ごますり、そんな景色しか映っていなかったけれど、

美しいもの、光と影、それを見出せる言葉を磨いていれば、

沼に沈んだ時間は短かったかもしれない。

 

だけど、あの労苦のお陰様。

そして、素敵な人との出会い。

その中で、力が湧く言葉を磨いてきた。

 

大丈夫。

己を貫け、ただ賢く言葉を磨こう。