機会をいただく
週末は、大学生の皆さんへお話しする原稿を書いていた。
大学で講師をする友人に頼まれて、1日だけだが講義のお手伝いをする。
自分が大学生のときには、語学はカンニングで単位をとったし、
学食で食べるために大学行ってたような怠けた学生だったので、
偉そうに講義をするつもりはない。
今の学生さんの方が、どれだけ勉強していることか。
自己紹介でまずお伝えするのは、
「挫折多い平凡な男ですが、
商社マンとしての歩みには、
誇りと自負心をもっています」
のたうちまわって喜怒哀楽の起伏が大きい会社人生だったけど、
その中で今を含めて、3度の天職を持てている事は、悪くないと思ってる。
50を超えて遅まきながら、ようやく、自分の中に覚悟が据わってきた。
大いなるものに導かれている、とも感じる。
小学生の時に伝記を読んで、忘れやすい僕がなぜか覚えている彼の言葉、
「願わくば我に七難八苦を与えたまえ」
苦労は自分が望んだタイミングでやって来るものでは無い。
来たときには、不条理を、やるせなさを、憤りを、たくさん感じてた。
自分がボロボロになりながらも胸は張ってきた。
七難八苦の渦中にいたその時にはわからないんだけど、
「人生で起こること全てに深い意味がある」
これからいろんな労苦があるけど、自分を信じて頑張れっ!
そう、自分の子供たちと同じ年代の学生さんへ、伝えたいと思います。