こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

秋は夕暮れ

 

ラグビー観戦からの帰り道。

刻々と変わっていく夕暮れを眺めながらのドライブ。

 

田んぼ道を走っていたので空がとても広く、遠くには山々が。

日が山の方へ落ちていく様が美しかった。

空の上はまだ青い、だけど地平線は深い青、

そして、グラデーションの紫で天井の青まで繋がっている。

 

美しい空を眺めながら、たわいもない嫁さんとの会話が愉しかった。

 

驚いたが、嫁さんが口ずさんだ、

「秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の寝所へ行くとて、

三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。」

枕草子の一節だ。千年ちょっと前の随筆になる。

 

人工物の少ない広い空にあらためて、美しい秋の夕暮れを感じられた。

昔も今もこの空の美しさは変わらないだろう。

月がこうこうと光を増して、暗い夜にその存在を現した。

 

美しい瞬間を大好きな家族と過ごす時間。

当たり前の日々を慈しんで、良い時を積み重ねたい。

さぁ今日もまた、素敵な一日を。