こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

大切な人を知ってもらいたい

あすなろ福祉園の「のし袋」

 

坂本光司さんの「日本でいちばん大切にしたい会社」

その本に掲載されている様な、とっても素敵な話をお友達から聴いた。

 

会社で自分の存在意義を感じられず苦しんでいた時に、図書館でこの本を手に取った。

「人が、社員が大切にされる会社」がたくさん取り上げられている。

こんな、人を大切にする企業で働きたい、心が涙で震えた。

 

新潟にある、社会福祉法人あすなろ福祉園

そこで奮闘しているお友達の話は、まさに本を読み感激した世界が広がっていた。

 

「葉野花実」ブランドの「のし袋」は

使わなくなったノートの紙を細かくちぎって、手漉きの紙に仕立てて、

葉っぱや野菜や花や実を、紙の繊維に丁寧に織り込んで作られる。

社会福祉法人の商品だからといって手抜きは無い。

クオリティーの高い商品づくりに拘っているところに益々好感を持つ。

 

「紙をビリビリ破るのが好きな人がいてね」、お友達は言う。

その彼がずっとできることを考えて、ノートを破ることを考えたの。

 

「ボタンを押すのが好きな人がいてね」、お友達は言う。

そんな彼がずっとできる事を考えて、ミキサーを思いついて、

そして手漉き紙の工程につかう事にしたの。

 

仕事に人を合わせるので無く、その人を大切にして仕事を考える。

それぞれが大好きな仕事がつながって「のし袋」の商品ができているのです。

 

人間尊重の極みです。

1人を大切にしながら大勢の人と織りなすハーモニーに仕上げている。

こんなことをできてしまう人ってなかなかいません。

そんな彼女は、笑顔がとっても素敵な人です。

 

「大切な人を知ってもらいたい」

そんな想いでつくられるこの商品は、誰かを想う気持ちがいっぱい詰まっています。

皆んなに手に取ってもらいたいです。