寄り添う
NHKの「見えない人の"見る"世界」をみてて、ハッと気付いた。
寄り添うって、
相手の世界を感じて、
一緒に見える世界を広げて、
お互いに楽しむことなんだなって。
失明して見えないある人は、自分の脳内の世界を
「真っ白でメガネをかけてサウナにいるよう」に見ている。
その方は見える人と街中を歩いて、「景色を自分にわかってもらおうとちゃんと説明されるより、その人が楽しんでいる姿を感じて、自分はニヤニヤする」と。
一緒に楽しむ事でいいんだな。その人が感じることを大切にすれば良いんだよなって思った。
またある人は自分の世界を、
「自由に想像し色とか風景を変えていく。昼に、夜の羽田空港が眺めるところに自分がいるって想像したり。」
この方は19歳で失明し、最初は色が無いシンプルで味気ない脳内映像だったそう。見たい、元に戻りたいって葛藤にもがいた。そして結婚して、目の見える旦那さんと一緒に過ごす中で、「愛着が持てる世界」へ脳内が彩り豊かになっていったそう。
見える人見えない人、お互いで景色を交換することで世界が広がる。
相手の見える世界を想像する。その世界を一緒に楽しむ。
あなたの見える世界を直接にはわからないけど、一緒に浸ることはできる。
素直に一緒に楽しむこと、寄り添いって難しく考えない。
それで良いんだなって。