こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

寄り添う

 

NHKの「見えない人の"見る"世界」をみてて、ハッと気付いた。

 

寄り添うって、

相手の世界を感じて、

一緒に見える世界を広げて、

お互いに楽しむことなんだなって。

 

失明して見えないある人は、自分の脳内の世界を

「真っ白でメガネをかけてサウナにいるよう」に見ている。

 

その方は見える人と街中を歩いて、「景色を自分にわかってもらおうとちゃんと説明されるより、その人が楽しんでいる姿を感じて、自分はニヤニヤする」と。

一緒に楽しむ事でいいんだな。その人が感じることを大切にすれば良いんだよなって思った。

 

またある人は自分の世界を、

「自由に想像し色とか風景を変えていく。昼に、夜の羽田空港が眺めるところに自分がいるって想像したり。」

 

この方は19歳で失明し、最初は色が無いシンプルで味気ない脳内映像だったそう。見たい、元に戻りたいって葛藤にもがいた。そして結婚して、目の見える旦那さんと一緒に過ごす中で、「愛着が持てる世界」へ脳内が彩り豊かになっていったそう。

 

見える人見えない人、お互いで景色を交換することで世界が広がる。

相手の見える世界を想像する。その世界を一緒に楽しむ。

あなたの見える世界を直接にはわからないけど、一緒に浸ることはできる。

 

素直に一緒に楽しむこと、寄り添いって難しく考えない。

それで良いんだなって。