No Limit, Your Life
読書感想文
「絶対に幸せにする」とプロポーズして結婚。
僕も幸せにすると言って、プロポーズをしました。
だけど、武藤さんの「幸せにする」とは覚悟が違い過ぎます。
彼は言います。
「妻の存在は、私が難病に負けず挑戦し続ける、非常に大きなモチベーションになっています。それは、共に働く仲間や会社もそうです。人間は守るものがあるから強くなれるのです。」
彼は、現在治療法がない難病ALSの患者です。
冒頭の、奥さんにプロポーズをしたのはALSと診断された翌年の事。
ALSは、意識や知能の働きは正常なまま、筋肉だけが衰えていき、最後にはすべての筋肉が完全に動かなくなる難病です。
病気を宣告された時はどんなに恐ろしかったでしょうか。
徐々に動かなくなる体が、心を幽閉する檻のように感じたのではないでしょうか。
そんな中で、「絶対に幸せにする」と言える強さ。
私には考えられません。
また彼は言います。
「私は、すべての挑戦は誰かの未来を創造することだ」と。
自分のためではない
誰かのために生きる
大きなもののために生きる
ひたむきに行動して仲間をつくり、
「誰かの生きる希望になること」と生きる凄まじさです。
彼は自分に対する信頼も強いです。
「人生に限界は無い、限界は自分自身がつくっている」
大きな愛も感じます。
「誰もが自分だけの花を咲かせ、色鮮やかに輝く世界を創造していきたい」
命は一瞬一瞬を輝かせて生ききるもの
そう、背中を押されます。