こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

授かりの命

「不惜身命 但惜身命」 月刊致知5月号巻頭

 

授かりの生命。

生まれたくてきたわけじゃないと、親に毒づいた反抗期の頃の自分を思い出した。

 

自分が大いなるものから命を授けられた、

そのようにちょっとは思えるようになってきた。

授かっていると思えれば頭を垂れる気持ちになれる。

 

90歳の禅の高僧青山さんは大きな病に襲われながら、「生命は仏さま、

病気はお医者さまにお任せ、授かりの命の限りを報恩と誓願に生きたい」と言う。

自分の身を大いなるものに預ける気持ちで、道を一心不乱に突き詰めていく。

その生き方の中には、自分のために生きるというちっぽけなものは無いのだろう。

大いなるもののために生きることで、ちっぽけな自分の身を他人に預けられるのだろう。

 

無我夢中で自分の身体と脳みそをフルパワーで動かせられると、生きている充足感を

感じられる。そしてそんな夢中になったことを人様と分かち合えれば、歓びは倍増する。

 

ぼくは仲間と歓びを分かち合うために無我夢中になりたい。

分かち合えることで、共に未来を拓いている実感を得たい。

そして人様のお役にたてる私たちであれることで、生きる歓びを味わい尽くしたい。

 

全力で生きている歓びを味わうのは、一生懸命に働く事でしか得られないのだろう。

働けるからこそ人様のお役に立てる。

大いなるもののために、この身この生も惜しまない。

一生懸命働いて、爽やかに生き抜きたい。