相関ループ
仲間との毎週の振り返りを終えて想う。
因果関係と言う。
原因があり結果がある、その結び方は単線に思える。
だけど物事って、そんなシンプルではない。
特に、複数の人から織りなす組織の人間関係は複雑系だ。
因果関係は直ぐにわからない、いろんな要素が絡み合って問題症状が起きている。
ある仲間は、組織の問題症状をループ図にして、因果関係を可視化することを
トライしている。
ループ図を書く事は、まず自分が見える景色を構造化すること。
自分から見える因果の相関を表に出すこと。けど、その相関図は自分だけの視野。
それに、他の仲間がどう見えるかの景色を合わせることで、問題の見え方がまた
違ってくる。
「組織状態の見立て」
仕事の組織開発でやっていくこと、ループ図を書くこともそのひとつ。
因果関係ってそんなに簡単ではない。
自分の心の内だって因果ってそんな単純に書けない。
ただね、自分から見える景色を表に出すと、ひとつ自分に対する理解が深まる。
そして仲間にそれを見せると、お互いの景色を交換して相互理解が深まる。
お互いが見える景色を表に出す、それは山であったり、川であったり、空であったり。
たけど大きく捉えれば、1つの景色の一部なんだ。
僕らは同じ時代を一緒に歩んでいる仲間、その景色がつながっていることを
理解できれば、僕らの連帯感も違ってくる。