母の背中を押す
離れているのでたまにしか会えないけど、昨日は少しの時間を見つけて話をしにいった。
まだ元気で健康でいてくれるのは有難いが、愚痴が多くなった母を気がかりにしていた。
40にして迷わず、不惑ずっと前の若い時は、歳を経れば迷いがなくなり達観するものかと
思っていたが、不惑のラインを超えても当然そうならず、改めて人間はくよくよする
生き物だと、自分も母も振り返りそう思う。
悩みの根源は結局は人間関係。
ままならない人間関係と、見えない将来への不安、それが相まって余計クヨクヨの原因に
なる。悩みの解消に絶対の正解はない。人間関係は相手を変えることはできないけど、
自分がコントロール可能なことを変えるしかない。
自分の心持ちを整えること、しか無い。
さんざん悩んだ僕が、コーチングやキャリアコンサルタントを学び、「自分の心様を
変えるしか無い」、そう思えたことから人生は好転した。
いくつになっても、外側の環境は変化するから自分もそれに適応する中で変わっていく。
人生の転機に面したらその度に、自分なりに納得した解を出して、快い時間をより多く
持てるように自分の心を整えて行く。
「お母さんはもう充分、多くのものを残してきた。これからは自分のためにお金を
使って、素敵な人たちに囲まれる時間を多く持ってね。
自分にとって快い時間を過ごしてね」、そう母にエールを送った。
家族が幸せであること、そこに自分が生きて学んだことを還元できれば尚良し。