ファシリテーター
今日は職場でのファシリテーターの役割を、研修で伝える。
ファシリテーターとは何か、主役は会議の参加者だ。
彼らが会議の目的を自覚し、主体的にその場で話をして、自ら決められるように促進
する、それがファシリテーターの役割だ。
良い会議とはどんなイメージだろう。
活気が溢れていたり、誰もが安心して話しができ、そして、次のアクションに向けて全員
が気持ちよく合意できている。そんな良い場になるためには2つの共通点がある、
それは参加者の腹落ち感、①話し合いをする意味、②参加する意味に納得していること。
会議のスタートラインが、参加者に納得されていることが大切。
その上でファシリテーターが場に関わっていく。
議論と対話は異なる。
対話は相手の意見の背景を理解しあうこと。その対話を促進するのがファシリテーターの
役割。ファシリテーターは議事進行の役割も担うが、より大切なのは参加者の主体性を
引き出すことだ。
参加者の主体性を引き出すのは、時に難しい。
参加者が場を自分事として捉えられるか、そして参加する意欲・やる気を引き出せるか。
刺激し促進し、皆が発言し参加する、主体性を引き出すファシリテーター。
大事なのはファシリテーターの議事運営のスキルより、「あり方」だ。
場の目的に向かいみんなの意識を合わせ、力を結集させていくことが求められる。
ファシリテーターのあり方とは、場をコントロールすることではない、
「こうなったらいいなぁ、いい場にしたいなぁ」と愛情を持って関わる。
そして、参加者の主体性を信じて、背中を押す、それがファシリテーターのあり方だ。
今日の研修も、このようなファシリテーターとして場に立つ。