こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

根っこは同じ

 

昨夜は、就活アウトロー採用を展開する、NPOキャリア解放区の納富代表を囲んだ会に

行った。納富さんは学生の採用と言うフィールド、僕は企業内で人と組織の関係性を良く

する組織開発と言う仕事。

お互いのフィールドは違うが、人を取り巻く関係性に於いて、見えている世界が近しい

なぁと言うのを感じた。面白かった。

 

納富さんの所でも学生と企業の間での「対話」を重視している。企業の採用者は会社名を

明かさずに学生の車座に入っていき対話をする。会社の金看板を外して1人の個人として

入っていくときに、その会社の素の部分が1人の人間を通して見えてくるだろう。

 

会社の組織文化、これは知らず知らずの間に、社員の価値観や行動規範に影響を及ぼして

いる。納富さんは言う、高度経済成長期と違い、いまは新しい関係を模索・試行錯誤する

時代。若者たちの現状は、まだまだ不安なので違和感を感じていても従来の枠組みに

しがみつこうとするのだと。「空気を読んで、水をささない」学生。

 

若者だけじゃない、会社員も、僕らを取り巻く閉塞した空気に違和感を感じているの

だが、言いづらいムードがある。就活アウトローでは「空気を読んで水を差す」人たちが

集まってくる。

 

自分らしくあれることを求める学生、それを受け容れる企業、

そこでは「共感と信頼をベースにした新しい採用コミニケーションを実践する場」

を提供している。

 

僕らは同じ時代の中にいて、取り組んでいくべき課題は共通のものがある。

同じ根っ子を感じて、深く納富さんの理念と活動に共感した一夜だった。