根っこは同じ
昨夜は、就活アウトロー採用を展開する、NPOキャリア解放区の納富代表を囲んだ会に
行った。納富さんは学生の採用と言うフィールド、僕は企業内で人と組織の関係性を良く
する組織開発と言う仕事。
お互いのフィールドは違うが、人を取り巻く関係性に於いて、見えている世界が近しい
なぁと言うのを感じた。面白かった。
納富さんの所でも学生と企業の間での「対話」を重視している。企業の採用者は会社名を
明かさずに学生の車座に入っていき対話をする。会社の金看板を外して1人の個人として
入っていくときに、その会社の素の部分が1人の人間を通して見えてくるだろう。
会社の組織文化、これは知らず知らずの間に、社員の価値観や行動規範に影響を及ぼして
いる。納富さんは言う、高度経済成長期と違い、いまは新しい関係を模索・試行錯誤する
時代。若者たちの現状は、まだまだ不安なので違和感を感じていても従来の枠組みに
しがみつこうとするのだと。「空気を読んで、水をささない」学生。
若者だけじゃない、会社員も、僕らを取り巻く閉塞した空気に違和感を感じているの
だが、言いづらいムードがある。就活アウトローでは「空気を読んで水を差す」人たちが
集まってくる。
自分らしくあれることを求める学生、それを受け容れる企業、
そこでは「共感と信頼をベースにした新しい採用コミニケーションを実践する場」
を提供している。
僕らは同じ時代の中にいて、取り組んでいくべき課題は共通のものがある。
同じ根っ子を感じて、深く納富さんの理念と活動に共感した一夜だった。