こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

温もりが人を変える

 

昨日は中学時代の同級生が祭りへ連れて行ってくれた。

彼のおかげで普段入れないところまでいかせてもらった、心許せる友に感謝だ。

 

毎週の振り返りをおえて感じること。

先週、過去の行き詰まりがフラッシュバックして、自分に向き合うことを避けていた仲間

が、今週は行動を進めていた姿に感激して、とっても嬉しかった。

 

過去に自分が傷ついたり行き詰まった箇所に再び差し掛かると、そこへの向き合い方、

乗り越え方が重要になってくる。普段はうんうんと受け止めて聴いていることが多いの

だが、ここは勝負所だよーと思ったので、受け止め方、伝え方、自分なりの工夫をする

良い機会だよと背中を押した。そして今週どうなってるかなぁと、不安だったんだけど、

課題にチャレンジした姿がとっても素敵だった。

 

彼女の行動変容をもたらしたものは何だったのかを掘りさげた。

自分の胸の内、自分の意見をそのまま相手に伝える事は、ときには勇気が必要だ。

相手はどう考えているのだろう、相手に受け取ってもらえるのだろうか、相手の反応を

意識しすぎて自分の意見を伝えるようになると、自分の思いをそのまま出せなくなる。

 

以前の彼女はそれが強かったと言うが、ぼやかさずに伝えられるようになったのは、

「相手が親身に話を聴いてくれる、私を傷つけようとしている存在ではない」、

そう感じられるようになったからだと言う。またプライベートで家族や友人に、心の思い

をそのまま伝えられ、受け容れられる温もりの時間を持っていたことが、彼女の認識の

枠組みを変えていたようだ。

 

世界には、そんなに私を傷つけてくる人はいない。

そう周囲の人への認識を変えられるようになったのは、人の温もりに触れられたからだ。

評価分析の対象として人から見られるのでは無く、私がそのまま受け容れられる体験、

それを感じられたときに、他者と世界に対する見方が優しい眼へ変わっていく。