こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

覚悟からすべては始まる

読書感想文 月間致知8月号

「覚悟からすべては始まる 青木仁志氏と大久保秀夫氏の対談」

 

大いなるもののために生きる。

自分の命を使っても惜しくないもののために生きる。

強烈な光をお二人から感じました。

 

企業は公器、経営者は公人、自身の徳を磨くことが経営者に求められる覚悟、と語る。

人生訓や企業理念、昔は美辞麗句のお題目だと思っていたが、それを作った人の真剣な

生き方、覚悟に裏打ちされたものであるならば、その光の輝きを知ることができる。

 

力のある言葉を語るお二人にも艱難辛苦があったのだ。青木さんは両親が離婚し義理の

母に厳しい"訓練"を課されたおかげで「不満足な人間関係に起因するあらゆる不幸を

この世からなくしていきたい」と志すようになった。大久保さんは、怒りを原動力に

生きてきたと言う、「正義感というか許せない気持ちが自分の行動につながってきたんだ

なあと。裏を返せば皆が幸せになってほしいと言う事でもある」と。

 

美しい言葉の裏にあるもの、そこには苦しみや怒り、現場不満足がある。

だからこそ、幸せな関係性をいかにつくるかと言う強烈な願いに繋がるのだ。

 

そんなお二人が語る覚悟とは、

大久保さんは「覚悟を決めると言う事は迷いを断ち切るとことですよね」、

青木さんは「自分がそれを選択した以上は全責任を持つ。それが覚悟を決めるってこと

じゃないでしょうか」。

 

また2人は「お互いに共通しているのは、目の前のことから逃げなかったことでしょう。

自分の責任だと引き受けた」と言う。

 

大いなるもののために自分の命を使う。

そこに向かうためには目の前のことに決して逃げない。その心の強さが刺さった。

 

また大いに共感したのは大久保さんの言葉で、『人生で1番大切なことって、

「あなたと出会えてよかった」と言うひと言を、家族や友人社員からもらえることじゃ

ないかと思うんですよね』。

 

お二人から比べたら僕の目指す世界はスケールは小さいけども、

僕は正々堂々と自分の信じる道を進む。

「目の前のチームワークを最高のものにする」。

自分の見たい未来を現実のものに近づけるために、目の前の現実に逃げずに向き合おう。