実行こそが道を開く
月間致知9月号 読書感想文
『実行こそが道を開く』。心臓外科医の高橋幸宏さんと野球の工藤公康さんの対談。
「自分の限界を超えていくには努力と根性以外にはない。」これは工藤の言葉。
昔、小学生の時に"根性"と言う大きな消しゴムを持っていたのを、思い出した。
努力と根性と言うと昭和臭いが、人間を成長させるため、自分に気合を入れて前に進む
ために、やはり必要なものだと思う。対談で工藤は言う、「努力と根性は最高の言葉」。
高橋は言う、「価値感と使命感」、「その仕事に価値を強く感じることで使命感も
定まり、向き合う姿勢も違ってくる」。心の奥にそういう根っ子があるとブレない。
そういう根っ子をつくるのは、愚直に実行してきた積み重ねだ。
僕が会社で迷っているときに、メンターの先輩からいただいた言葉を思い出した。
「現実に向き合い、自分に向き合い、関係者と向き合い、関係性と役割の中で自分がやる
べきを粛々とやる、しかも継続していくというのが大切。」
愚直に目の前のことを実行していくことの難しさ、そこには努力と根性がやはり大切だ。
そして、目の前の仕事を丁寧に、そこに価値を見出せるかは自分の心掛け次第。
価値を感じる心から使命感が育ってくると、お二人の対談を通して感じた。
工藤の言う一流の人物像、「一流の人は、物の見方や考え方、実行の仕方が柔軟かつ
強靭で、それに加えて謙虚さも持ち合わせている。」
噛み締めて自分も歩んでいきたいと思う。