舞台演出家
今日は、結論が無いもやもやを出すだけです。
僕ら、新しい組織開発の仕事を新しいチームで、前へ進もうとしている。
その中でメンバーが問うのは、「会社は何を目指すのか、我々に何を期待するのか、
そして業務は何か。そして業務として割り当てる合意は、ある意味契約だ」と。
ふむふむ、そうなんですね。そんな考えを、自分は詰めきれずに、会社&上司と期待役割
の議論をおざなりにしていたかもしれない、と自分を省みた。
「個人の動機を頼りにした組織の仕事は持続性がない、きちんとビジョン、ゴールを明確
にして、お互いの協業範囲を明らかにした方が、ボールが人の間に落ちたり、誰かが一生
懸命拾ったりが少なくなり、自己犠牲に基づかない組織運営になる」そんな意見も出た。
うんうん、僕も犠牲のマネジメントは避けたい。個人が抑圧されない関係性を組織の中に生み出したいんだ。
一方、自分の中でモヤっているのは、与えられたフィールドの中で期待役割を果たし、
金や昇進と言った報酬を動機として動く事に慣らされてというか、自分の守備範囲の
境界線が与えられないと、人は安息できないのだろうか、そこにモヤッている。
個人的な願いとしては、境界線なんて自分で拡げて会社に認めさせていくように動いて
生きていたい。一方、皆んなが会社や組織の中で、そこまで自分のスペース確保を求める
ものでは無く、生活の糧の為に働く、自分の領域をしっかり守り果たす中での貢献、
いろいろな動機がある。違うこと、多様であること、そこは大切に守りたい。
自由意志の手挙げで集まったのでは無い組織では改めて、人がそれぞれの動機を持ち、
他者と協働して仕事を成す意義、これをしっかり考えたい。
幸いであり、難しいのだけど、僕のチームはタスクフォース的な組織体、僕は評価者と
して権力行使で人を動かせるポジションパワーは無い。皆んなと対等な立場で組織を
取り纏めている。
さぁ、今週も皆んなと良き道を探求しよう。そして、皆んなが活躍できるフィールドを
用意する舞台演出家が僕の役回りなんだろうな。