可能性
20代の後輩とのコーチングセッション。
10年後の未来に向けて1年後にどうなっていたいかをテーマとしたセッションだった。
それを考えていく中で先ず話題に出てきたのが、友人との約束の優先順位づけ。
複数の友だちから誘いが来る、どちらを取るか、行った先で「あちらの選択の方が
良かったのではと、後悔しない選択とは何なのか」。
常に人生は自己決定の連続だから、
10年後の未来を漠と夢想する前に、目先の選択の話しを深掘りした。
彼が気づいてくれたのが「相手が何を望んでいるのか、そこに自分が応えて、お役に
立てることがあるのか、それを分かってから約束を決めよう」って事だった。
ここを整理してから、10年後の未来を話し合った。
「自分が何を大切にしているのか、他者との関係性の中で如何に自分を役立てることが
できるのか」、それを一緒に深ぼりする中で、彼の気づきは「自分の可能性を広げるため
に選択肢を広く持っておきたい」だった。
相手に応えられる自分でありたい、そのために自分の間口を広げ、内にストックを
増やしておこう、そう彼の中で腹落ちできた。
なりたい自分に近づくには、自分のことを考えるだけでは近づかない。
人のお役に立てることで、人は生きる喜びと自身の成長の手応えを感じられる。
自分に迷ったら、他者との関係性で自分はどのような人でありたいかを考えることで、
望ましい自分の姿が見えてくる。そう感じられたセッションだった。