こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

相手との境界線

 

振り返りを一緒にする仲間が、

「以前は周囲は敵だと思っていたが、世界の見方が変わってきた」という。

 

彼が敵ばかりと思っていた以前の職場環境は、生存競争の激しい世界。

ロジックで理論武装し失敗しないように、揚げ足とられないように身を固めていた

らしい。そんな世界では、違和感や感じていることを言葉に出す事は躊躇われた。

また相手がどう感じているかを察することができなかった、こちらの言うことを相手が

理解することが当たり前だ、と思っていたとも。

 

それから今の職場では、紆余曲折はあったけど、周りが敵だ、から、仲間だと思えるようになってきた。

自分の心持ちが変わると世界の見え方が変わり、そして「相手と一緒につくりたい、

そして伝わるように話したい」と行動が変わってきた。

そして以前ならとても言えなかった、会議で素直に謝る言葉も出たそうだ。

 

自分と相手の境界線に何を置くか。

彼の場合は「仲間」と言う言葉を間に置き、そこから世界の見え方が変わった、行動も

変化した。相手に求めるのではなく、自分から何を置くのかを先ず決める。

そこから相手との関係性が変わっていくのだと思う。