こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

入っていく

 

真に「生きがい」とは何かを知ろうとするものは、

人々の中へと入って行かなくてはならない。

それを教えてくれる、神谷美恵子著「生きがい」より

 

生きがいということばは、日本語だけにあるらしい。

こういうことばがあるということは日本人の心の生活のなかで、生きる目的や意味や

価値が問題にされて来たことを示すものであろう。

 

君は決して無用者ではないのだ。君にはどうしても生きていてもらわなければ困る。

君でなくてはできないことがあるのだ。

ほら、ここに君の手を、君の存在を、待っているものがある。

ーーもしこういうよびかけがなんらかの「出会い」を通して、彼の心にまっすぐ響いて

くるならば、彼はハッと目覚めて、全身でその声をうけとめるであろう。

 

もし心のなかにすべてを圧倒するような、強い、いきいきとしたよろこびが、

「腹の底から」、すなわち存在の根底から湧きあがったたとしたら、

これこそ生きがい感の最もそぼくな形のものと考えてよかろう。