こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

人は何のために生きるのか

月刊致知12月号 稲盛和夫さん特別講話

 

繰り返し稲盛さんが言う「善きことを思い、善きことを行う」。

日々積み重ねるこの愚直さを、愚直であることを人は、なかなかできない。

 

地位や名誉や、人と比較して俺が上だ下だと、そういったことを考えている限りは、

こんな愚直さは身に付けられない。ぼくはようやっと、だいぶ歳を経て、会社のヒエラル

キー組織の中の生き方を諦め、同じ会社の中でも自分らしく生きたいと思えるように

なって初めて、この稲盛さんの愚直な精神を理解できるようになってきた。

 

自分らしく生きていこうと決めたら、自分の源としっかりつながって生きていくのだ。

そして自分らしく生きていくこととは、人生の目的を問いながら、もがき続けながら、

生きていくことだと思っている。そして死ぬ直前になってようやく、俺の人生の目的は

これだったのかなあと思いながら逝くのだと思う。

 

稲盛さんのことば「生まれてきたときに持ってきた自分の魂を、この現世の荒波の中で

洗い、磨き、少しでも美しいものへと変えていく。そのために人生と言うものがあるの

ではないか」、深くうなづける言葉だ。

 

死にゆく時に生まれた時よりも少しでもマシな美しい魂を。

そう思ったら全力で生き続けたい。