こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

思いを馳せる

 

相手の立場に立って思いを馳せるって難しい。特に親子関係はそう。

 

身近に親子の悩みを感じている。長年の積み重ねだが、親子の仲が良くない。

互いに相手に矢印を向けて、なぜわかってもらえないんだろう、なぜこんなに努力して

いるのに、こちらを責めるばかりで、となってしまっている。

 

親のありがたみって、なかなかわからない。

親はあって当然であると思うものだから。親のありがたみが分かるのは、自分が子供を

持って、ままならない存在と共に一緒に育つ過程を経て、ありがたみを感じられるように

なるのだろうな。


子ども時代を振り返れば、親の嫌いだった一面がある。

親を反面教師に、自分はああは成りたくないと思ったことがある。だけど、そういった

親の嫌いな一面が自分の中にもあったりする。親と子で受け継がれるものがあるから。

 

自分が嫌いだったものを、自分の内に見いだす。嫌いな自分を投影する親に、拒否反応も

生まれたりする。だから親子関係は難しいのかもしれない。親もそれなりの理由があって

ガミガミしたり、自分にきつく当たったり、嫌な一面を見せたのかもしれないけど。

 

嫌いな自分も嫌いな親も、受け容れられるようになる。

それが人を見る目が変わり、相手に思いを馳せられるようになることじゃないかな。