こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

一生モノの読書術

 

読書感想文 月間致知7月号

「人生を豊かにする一生モノの読書術 鎌田浩毅」

 

現場と読書が一致して初めて人は変わる、鎌田さんの言葉です。

「学者として好きな研究だけをしてはいけない。専門家として、自然の脅威や火山の

恐ろしさを社会に伝えることが私の重大な使命である」と、実学としての探究を続けて

社会へ発信してきた鎌田さんらしい言葉だな。

 

「現場」は、僕にとってもキーワードだ。自分が直面する目の前の事象と人。

ときには、めんどくさくなって疲れるし、その現場から離れて目を背けたくなる。

 

ままならない現実の世界、直視することを避けて、居心地の良い世界に引きこもっていた

過去がある。そんな弱気な自分はまだ僕の中に残っている。

疲れたもん、なんで俺がそんなことまでやらなきゃいけないんだよ、って。

 

鎌田さんが教えてくれた論語からの言葉。

「下学して上達す」、日常の問題から出発して、コツコツとひたすら自分の向上に

努めれば、必ず上のレベルに達する。

「素行自得」、自分の与えられたポジションに応じてできる行動をすること、素行して

初めて人は自己を把握することができる、それが自得ということ。

 

いま目の前の自分にとって厄介な仕事がある。そこからの逃げ向上を探しているの

だけど、教えてもらった二つの言葉は効くなぁ。

今自分ができることから始める、まず、自分の貢献から考えよ、そこから始めれば必ず

クリアできるし、自分を把握することにつながるのだと。背中を押される。

 

まず目の前の壁を乗り越えていこう、その繰り返しでまた新たな自分を発見できる。

壁があることで人生の味わいがまた、違うじゃないか。