こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

聴かれること

 

昨日は、「人事の人に入ってもらい、話すことも良いもんだ」と言っていただけた。

 

その方はしっかり自分の意見を表に出される人。なんで、営業部の集まりに人事が入る

必要があるのか、この場はどんな目的があるのか、疑問に思ってその場に入られた。

会の終わりに、良かったと言っていただけて嬉しかった。

 

話し合いの場の設計時に、「その意義や理由を明らかにするための3つの問い」がある。

①それをすることで何を実現したいのか?

②それをすることで何を求められているのか?

③もしも、それをしなかったら何を失うのか?

 

このすべてを参加者と握ったわけではないけれど、場に入る前に意識して準備してきた。

始まれば後の進行はなまもの、参加者みなさんを受け容れる心だけ。

 

思いを言葉にしてもらうこと、表に出してもあなたの安全は守られること、

そして、語られたことがどのように活かされるかを示すこと。

言葉が出されるための心配りをしなければ、人は語らない。

 

そして、語られた言葉を全て受け容れること。

あなたの意見と人格は分けて考える、出された意見はすべてオッケー。

そこからどのような未来を、共に描くか。

 

言葉が出された地点が出発点となり、未来が始まる。

聴かれることから言葉は出てくる。

語られるために、聴くことに徹する。