こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

2022-01-01から1年間の記事一覧

集合のことば

アメリカの思想家ケン・ウィルバーが提唱したインテグラル理論。 世界や物事を統合的、包括的に捉えるメタ理論だ。 その中で4象限のフレームワークがある。 "個人"と"集団"の縦軸と、"外面"と"内面"の横軸で4つに分けられる。 それぞれの象限は、①個の内面、…

出会うべくして

「人間は一生のうち、逢うべき人には必ず逢える。 しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎないときに」 教育者・森信三先生の言葉。 週末は組織開発のセミナー、そこでこの言葉を思い出す出会いだった。 2日間のセミナーで何を学んだのか言葉にすると、 ①言葉にな…

自らの力

今週末は、セミナーに参加し組織開発を学んでいる。 組織開発とは「組織のプロセスに気づき、よくしていく取り組み」。 プロセスとは何か、 言葉や行動に現れていない内面の心様を含めた、お互いの間で起こっている事。 良くしていくとは、組織の当事者自ら…

自分をつかう

応用行動科学分野の1つ、ゲシュタルト組織開発では、 ユース・オブ・セルフ(自己の活用)に注意を向けることを大切にしている。 自分の内側に既に知識体系があり、そこにアクセスするには、自分自身に気づくことが 大切だと。 自身の内部OSを、観る枠組みとし…

入っていく

真に「生きがい」とは何かを知ろうとするものは、 人々の中へと入って行かなくてはならない。 それを教えてくれる、神谷美恵子著「生きがい」より 生きがいということばは、日本語だけにあるらしい。 こういうことばがあるということは日本人の心の生活のな…

生ききる

僕の願いであり好きなコトバ「生ききる」。 仲間が振り返りで、その人の生ききるに込めた思いを、教えてくれた。 ぼくは聞いた「あとに続く人へ、残す、渡す」ですか? 「うーーーん、全然、生ききる感じでは無いですねぇ」。 僕にとっての生ききるの意味は…

共に生きる

若松英輔さん「魂にふれる」より 生きていると、これからも必ず困難に遭遇する。 そこから逃げることを教える人ではなく、 君にそれを乗り切る力があることを教えてくれる人を、大切にしよう。 君にとって大切な人は、 君の望みをかなえてくれる人であるより…

痛みがあるからこそ

親子が分離されて生まれてくる。 「この世界にあるはずだ」と思っている大切なものが、 期待していた形では「ここには"ない"」というなんらかの欠損の痛みを持っている。 これは由佐美加子さんのメンタルモデル。 自分の心に空洞を感じる"ない"という感覚、…

おかげさま

週末は嫁さんの実家に来ていた。 のんびりとごろごろと、実家の時間を満喫させていただいた。 昼間からビールを飲みながらお話し、昼寝もして。鰻のご馳走もいただいた。 ラグビーや日本シリーズの野球観戦を、TVで一緒に楽しんだ。 実家は気兼ねなくごろご…

わかちあう

私はあなたではない。あなたは私ではない。 だから、あなたの思いを理解できないこともある。 わかってほしい、理解したい、 お互いにそう思っていても、歩み寄れなくて苦しい思いを抱くこともある。 だけどその気持ちを、分かりあえないかもだけど、 その気…

原罪

「不正は無くならない。絶対に。 藩のために命をかける。かっこ良く言えば、侍の生き様って言うんですかねぇ。 昔で言う藩、今で言う会社、それを生かすためなら人の命より会社の命を優先しちまう。 侍は藩から出されるのを負けだと思っているんですよ。」 …

とにかく笑えれば

昨日は高校バスケの同級生が訪ねてきてくれた。 4年ぶり位の再会なんだろうか。 僕は昔のことを全然覚えてなくて忘れてしまうので、奴から僕らの交流の思い出を 聞かしてもらい、自分の人生のピースを埋め直す感じだ、苦笑。 高校の同窓会に誘われた。昔はそ…

きのうの胸熱

とっても嬉しいことがあった。 僕は4月から人事の子会社に出向している。 親会社・子会社、その見えない壁が人の間にあり、子会社の人にとってみると、 「親から来た人」と言うふうに、どうしても見られてしまう。 一緒に働く仲間、共に未来をつくる仲間、 …

信じて待つ

いま仲間のひとりと、お互いを理解できない状況にある。 相手の見ている世界の景色、その構造、それを理解できないでいる。 あなたのことを理解したいし、あなたと目指す世界は同じだと思っている。 あなたのことを応援したい。だけど今はわからなくて、苦し…

内にある言葉

読書ノート「生きる哲学」若松英輔より 出会うべき言葉は私たちの内にある。 分かると言う事は変わるということだ。 ある出来事にふれ、真にわかったとき人は、どこかで変貌しているのである。 新しく知るという事は無い、とプラトンはいう。 人間が知らなく…

相手との境界線

振り返りを一緒にする仲間が、 「以前は周囲は敵だと思っていたが、世界の見方が変わってきた」という。 彼が敵ばかりと思っていた以前の職場環境は、生存競争の激しい世界。 ロジックで理論武装し失敗しないように、揚げ足とられないように身を固めていた …

いのちの場所

読書ノート 内山節「いのちの場所より」、抜粋引用 「いのち」は自然や神仏を含む他者との関係のなかに存在していた。 人間は自分の「いのち」は自分の身体の中にあると感じる。もしも命が機械的な機能に 過ぎないのなら、つまり心臓が動き、血液が流れ、と…

今、ここ、自分を精いっぱい生きる

青山俊董さん横田南嶺さんの対談 より 我愛と不害。 お釈迦様の弟子が自分の考えを突き詰めて、「自分がいちばん可愛い」に行き着いたと。 それに対してお釈迦様の言葉は、「人の思いはいずこへも行くことができる。されど何処 へおもむこうとも、人は己より…

世界の住人

「誰と共に生きたいか」、大切にしたい自分への"問い"のひとつ。 昨晩仲間と、コミュニティーが対象とする人を談義。 オーナーの彼女が力の湧く、対象の人はどんな範囲なのか、その話に、もやっとした。 僕がもやっとする根っこにあるのは「対象として選別さ…

愛憎

仲間との振り返り、娘さんの結婚式を迎えた方のお話を聴いた。 子どもの大きな大きな人生のステージに際して、いろんな想いが去来したでしょう。 子供が生まれてからこれまでの道のりを、自分の親に対する想いも、 いろんなものがごちゃまぜで、簡単に言葉で…

命を感じる

昨夜は、ひと回り下だけど同志と感じられる後輩と、愉しく呑んだ。 ひとりは100キロウォーキングも共に歩いた後輩、 もうひとりはブラジル時代を共に過ごした後輩。 「後になって振り返れば」の話で3人とも共通したのが、苦しかった辛かった時代を 共に過ご…

素直に嬉しい

最近、言葉がわかりやすいと言われるようになった。 素直に嬉しい。 相手に伝わる、届くような言葉。 それが使えるように、少しは良くなってきたかな。 コーチングやキャリアコンサルティングのセッションでも、大切にする心がけは、 相手の言葉を使う事。あ…

関係論

哲学者内山節さんの寺子屋、今日はそのメモです。 昔は自然(しぜん)という言葉はなかった。 自然(じねん)=おのずからしかりの意味。 明治になって Nature の訳語に自然(しぜん)が用いられた。 日本では自然と人間を分けるという発想がなく、自然、人間といっ…

人を味わう

昨日はプロセスワークのワールドワークのセミナーに行き、そこでロールプレイを初めて 体験した。 最近気になっているテーマをそれぞれ出し合い、そこから一つを選択。テーマ提供者の 想いを、具体的なエピソードを聴くことから始まる。そしてロールプレイが…

可能性

20代の後輩とのコーチングセッション。 10年後の未来に向けて1年後にどうなっていたいかをテーマとしたセッションだった。 それを考えていく中で先ず話題に出てきたのが、友人との約束の優先順位づけ。 複数の友だちから誘いが来る、どちらを取るか、行った…

磨き上げる

自分の想いを形にしていく言語化。 言葉にする事は、自分の見たい世界を現していく営みだ。 友人が立ち上げたコミュニティー活動をサポートして1年。 僕だけではなく、友人の心意気に共鳴した仲間が一緒になって磨き上げてきた。 友の実現したい世界観をまず…

本気

今日の振り返りで彼女は言った。 「昔は120%身を削るが本気だった。 今は、自分で決め、自分で決めたことを、大切にする感じ」。 本気で生きると、腰骨が立ってくる感じなのかな、 そして自分の思いが、腹の底に定まっていくことなのかな。 本気で生きること…

素直に受けとる

昨日20代の後輩へ、コーチングセッション行った。 素直に受け取れる心って大事だなぁと思った。 僕は若い頃は天真爛漫で無邪気だと言われてた。その頃は素直に、人の言葉を受け取れた。すぐに人の言葉を信じるおっちょこちょいなところもあった。 29歳の時、…

のたうち回ろう

転機が訪れ奮闘している友の話を聞いて、昔の自分のトンネル時代を思い出した。 ブラジルから帰国後、会社の中で自分の居場所を見出せず迷子になっていた。 ブラジル駐在時代は駆け回って、事業買収にも絡んだし、会社人生2番目の天職だった。 帰国後の落ち…

自分でいること

10月になりましたね。7月から9月を振り返る。 3ヶ月を振り返るといろいろなことがあるものだ。僕にとってはこの3ヶ月は、普段の 自分でどれだけ、人前に立つことができるかをトライしてきた時間だ。 はじめての研修企画、そしてファシリテーターとして登壇。…