こにたん、組織開発の日々

2022年4月より組織開発を生業に。始める前から天職の確信

2023-01-01から1年間の記事一覧

私たちの旗を立てる

今週は、チームの歯車が動き出した。 新しい命が生まれるような胎動を感じて、めちゃくちゃ嬉しかった。 新しい職場に来て1年間、自分なりに狼煙を上げて新しい動きを始め、 仲間との関係性を紡いできた。そして、さらにもう一歩みんなで踏み出そうよと ある…

自律自転

昨日は会社の仲間と、対話と創造が生まれた場を持てた。 今朝も改めて反芻して幸せな時間だったなぁと思う。 一人ひとりの想いが表出され、得意技をお互いが出し合う時に、自律自転は促進される。 予定調和では無い、誰か特定の人が誘導したり引っ張り上げる…

自分を超えて行く

松原泰道さんの本の一節に、 「人間として、自分はどうあるべきか、また逆にどうあってはならないかを、自分自身が 苦しみの中から見つけ出す。そのことを教えてくれるのか、仏教です。 その意味で、仏教は、「人間性を開発する宗教」ということもできるでし…

まじりっけの無さ

混じり気のない純粋意欲。 昨晩いただいた問いを受けて今朝、湧いてきた言葉だ。 昨夜の飲み会で「みんな頑張ろうよ」と他者に向けた矢印は、 結局己に帰ってくる「自分もがんばっているのか」と。 仲間から良いパンチをもらった。 自分に矢印を向け続けるた…

私たちを超える

人の成長を邪魔する組織の4原則というものがある。 ①仕事の専門化 :個人の能力が部分的にしか用いられない ②命令の系統 :下位のものは従属的受動的にならざるを得ない ③指揮の統一 :個人が自発的に目標設定することにはならない。 ④管理の範囲 :末端の個人に…

人生の苦難が教えてくれたこと

月間致知4月号読書感想文 対談、「命の授業」腰塚勇人、NPO命をバトンタッチする会代表・鈴木中人 6歳の愛娘を亡くした鈴木さんのお話は胸が苦しくなった。 お子さんを亡くし「子供の供養とは、親が生まれ変わること、子供の分まで生きること」その一文に出…

歳を重ねて

敬愛するブラジルの大先輩とのやりとり。 「歳をとって良いことってなんですか?」 ぼくは、「生きやすくなってくることかなって感じます(メンタル面)」 頭の切れる先輩はいくつも出してきた。ニヒルな先輩ならではも笑える。 ①女房や親戚・友人とゆっくりす…

疲労社会

昨日、仲間から面白い話を聞かせてもらった。 いまの世の中の忙しすぎる生きづらい社会、それを疲労社会と表現している。 その根っこはどこにあるのだろうか。 昔は規律社会だった、「〇〇してはならないという禁止や、〇〇すべきという強制」の 否定性で成…

桃桜

根っこが生えてきた。ただそれだけのことだけれども、発見して嬉しくなった。 桃と桜の切り枝を、花が終わってからも若葉が出てくるのを楽しみに育てている。 今までこんな楽しみはしたことがなかったのだが、切り枝も悪くない。 今日、水換えをして気づいた…

未来に不真面目

この4月は仲間との振り返りはせず立ち止まる月間とした。 慌ただしい日常の中で、あえて意識的に動かない時間をつくること。 立ち止まらないと聴こえない内側の声がある。 仲間との振り返りは、週一に必ず自分に矢印を向けるための仕掛け。 ひとりでは向き合…

豊かなものに包まれてる

『僕たちは24時間ほとんど音に囲まれて生きていますけれども、 生存にあまり必要のない音は無視している。 ゴーって音も通りの音も同等の存在理由があって、それは人間が勝手にいいとか悪いと か決めている。それはやめて公平に音を聞いたほうがいい。 そう…

目に見えないもの

組織開発の仕事を通じて、改めて自分は何を得たいのだろうか。 それは目に見えないものとのつながりだと感じる。 私たちの世界には、目に見えないものの方が大きくある。 表に見えている出来事や言動、僕らはそれを現実として認識するがそれが全てではない。…

なぜ振り返るのか

毎週仲間との振り返りを2019年から続けている。 ずっと順調に来たわけではなく、途中で苦しくなって止めたいと思った時もあった。 自分の気持ちと行動を振り返るのは、時に苦しい。振り返りは、事前にシートを書いて、 それを仲間4人と話ながら感じたことを…

共に向き合う

きのうは相棒のうさぎの言葉に、感激して泣いてしまった。 その前日、新しい試みとして「強い組織づくりの実践道場」というチャレンジに 踏みだした。その体験版を開催したのだが、その中に厳しいフィードバックがあった。 従来とはちがう種類の機会提供に対…

立ち止まる時間

意識的に設ける立ち止まる時間。 普段ぼくらは日常を動かすことに一生懸命で、止まる時間をつくれていない。 振り返ればコロナは、強制的に立ち止まる時間をくれた。 僕にとっては目に見えないつかみどころのない将来の不安に怯えて、 何かしなければと忙し…

大切にしたい

朝6時から仲間で話し合っていた。 ぼくらは何を大切にしたいんだろう。 大切にしたい事は、僕らの場を見守ってくれているオーナーとメンターの願いと重なって いるのだろうか。僕らが夢見ている大切なものは、この先の延長線上にあるのだろうか。 話し合う中…

息が吸えるスペースを

3月4月は出会いと別れがあり慌ただしいシーズン。 気ぜわしく余裕がなくなっていることを自分にも気づく。 ままならないことを相手にする組織開発を仕事にしているが、そんな自分もままならなさ の渦中にいると、ときには自分を見失ってしまう。 忙しくする…

スタート

おはようございます。 昨日は娘の大学の卒業式だった。 桜は満開、でもあいにくの雨。晴れやかな袴姿にこちらも嬉しくなる。 最後には雨が上がり、外で講堂をバックに写真が撮れて喜びひとしお。 振りかえれば自分は社会人になって30年、歳をとるわけだし子…

言葉に乗せる

言葉にする事は力になる、改めてそう思った1週間だった。 前々から準備していた報告資料、締め切りが間近になるが、なかなかチームメンバーの 腰が上がらない。ぼくのたたき台についての反応が遅いことが気がかりだった。 自分が引っ張りリードする形でなく…

自己革新力

僕のたずさわる組織開発が大切にする考えのひとつに「自己革新力」がある。 人は自らをより良くする力を生来備えている。 人が持っているその力を、最大限発揮できるような環境デザインの支援が組織開発だ。 ぼくは組織開発を通じて何を生み出したいのか、 …

たまごサンド

学生時代を過ごした杜の都、 その当時からお世話になっている喫茶店プチカフェのママ。 家族旅行で立ち寄り、初めて嫁さんと娘を連れていった。 学生時代からの思い出の味、たまごサンドとミルクティー。家族にも食べさせた。 いつもおいしいのだが今回はま…

我が人生、死ぬまで修業

月刊致知感想文 小林國雄春花園BONSAI美術館園主 小林さんは言う、盆栽は生きてる部分と死んでしまった部分が同居していると。 盆栽は何百年も生きる。 幹の一部が枯れて白くなってしまっても、わずかに生きている幹で水を吸い上げ、 そこから出る芽は青々と…

協働を生むには

最近感じた「もうこんなのは嫌だ」は、なぜ負のループから抜け出せないのかだ。 何度も話し合ってきて、生み出したい未来を語りたいのに、前へ行けない。 それを感じたのは「協働」の言葉に、みんなが反応的になったからだ。 「われわれって協働できてるんだ…

共感力

学んでいる成人発達理論からのシェア。 共感する力にも段階の差異があるという。 はじめは自分起点で感じる共感、次いで相手の立場に自分を重ねる共感、 3つめは相手の立場から物事を見る視点での共感。 人は現実を認識するメガネを持っていて、その認識の枠…

言葉のズレ

未来をつくるのは「言葉」。 言葉を用いて、姿かたちの現れていない未来を、対話で現実のものにする。 言葉の先にお互いが見えている世界は重なっているか、これは等しくは重なっていない。 必ず違うと言っていいほどだ。 ただ人は、お互いに分かりあってい…

オリジナルな強み

仲間との振り返りで教えてもらった言葉。 ピータードラッカーの「私的な強みは公益となる」。 その人オリジナルの強みが全体の為にもなるということ。 学んでいる成人発達理論で気づかされたことがあった。 「Biosocial Bans-われわれは、社会に適応しようと…

生みだしたい未来

昨日、仲間と将来構想を話し合った。 3ヶ月後、1年後の「こうなったらいいな未来」と「こうなったら嫌だな未来」。 それぞれの想い、大切にしたいもの、それをみんなが言葉にして付箋で張りだしていく。 みんなの声が、先を見通す全体の地図になって貼り出さ…

みなもと

今週の僕は資料づくりでアウトプットが多くて、エネルギーが少なくなっている。 自分を動かすエネルギー、創造の源となるアイデアや気力、 それをもらっているのは人様からのフィードバックだとやはり感じる。 人とわちゃわちゃと議論して意見交換して、自分…

できない自分から始まる

成人発達理論からの学びのシェア。 米国デューク大学のマイケルチャベス教授の言葉、「リーダーの責任とは、部下が受け いれることができるペースで部下を裏切り続けることである」。 この言葉の意味は、リーダーが全てのことをできるのではなく、自分にはで…

頭のなかの冒険

成人発達理論からの学びのシェア。 これまでの時代、自分自身の頭で考えられる個の確立、アイデンティティが確立し批判的 に物事を考えられる段階、これが人格的に成長したゴールとされてきた。 しかしながら、この先にも人の発達段階があるという。 その段…